諸行ほぼ無常

22歳が独りごとを書く。

どんなものでもおいしく食べる方法

自己啓発本的なものを読んでいると、「自分はできる」と口に出すと本当にできるようになる、という文言に出くわすことがある。
僕はこれは結構本当のことだと思っていて、脳は案外簡単に騙されてしまうものなのだ。
 
こんな便利な性質を、仕事だけにしか利用しないのはもったいない。
 
僕は食事の時、「おいしい」とか「うーん(幸せそうに)」とか口に出して言いながら食べることが多い。
こうすると大抵のものは美味しく感じられるのだ。
 
貧乏くさいという人もいるだろう。確かにそうだと思う。
舌に関しては貧乏なほうがお財布に優しいので、それでいいと思っている。
 
さすがに周りに人がいる状況でこれをやる勇気はないので、家で食べるときしかやらない。
というか、周りに人がいる状況で食事をすることが滅多にない。朝食と夕食はもちろん家で食べるし、昼はお弁当を持って職場の近くの公園などで食べることがほとんどだ。
 
こうすると、食事はおいしいし食費は抑えられるし、いいことづくめだ。
外食はたまにはするけれど、値段は高いし人は多いしで、僕にとってはあまりいい選択肢ではない。
 
食べるときの周りの景色とか空気も大事な要素だ。
屋外で、緑の多いところが1番いい。
僕は川が好きなので、川沿いのベンチで食べることも多い。近くのスズメにパンくずをやることもある。
 
雨の日はやむをえず自分のデスクでお弁当を食べるのだが、どうしても外で食べるときに比べると味が落ちているように感じてしまう。
人が(しかも見知った人が)いるのはもちろんのこと、見える景色も無機質だし、空気もどんよりしていて、ちょっと勘弁してくれという環境だ。
 
今も、木漏れ日の下でお弁当を食べた後にこの記事を書いている。炊くのに失敗してべちゃべちゃになったお米、おいしいなあ。